【物化05】酸化・還元│無料で学べる乙4

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今回は化学変化のひとつ、酸化・還元について学習します。

酸化・還元は危険物取扱者試験では頻出の分野ですが、難易度も高く、初学者にとってはなかなか得点することが難しい分野です。

そのため、酸化・還元については今回学んだことが出題されて、得点できればOK!という目標にしましょう。

POINT
  • 物質が酸素と化合することを酸化と言い、酸化物が酸素を失うことを還元と言う
  • 相手を酸化させる物質を酸化剤と言い、相手を還元さえる物質を還元剤と言う
  • 「燃焼」は酸化!

①物質が酸素と化合することを酸化と言い、酸化物が酸素を失うことを還元と言う

鉄を放置すると、やがてサビがつきます。

これはサビがどこからかやって来たわけではなく、鉄が空気中の酸素と化合した結果、酸化鉄(サビ)に変化したのです。

このように、物質が酸素と化合することを酸化と言い、酸素と化合した物質を酸化物と言います。

一方、製鉄所では酸化鉄をコークスと反応させることで鉄の単体を得ています。

このように、酸化物が酸素を失うことを還元と言います。

なお、酸化と還元は同時に起きるという特徴があります。

酸化・還元を酸素ではなく、水素や電子のやり取りで考えることもありますが、発展的な内容なのでここでは扱いません。

②相手を酸化させる物質を酸化剤と言い、相手を還元さえる物質を還元剤と言う

酸化・還元は同時に起こります。

このとき、自身が還元することで相手を酸化させる物質を酸化剤と言います。

反対に、自身が酸化することで相手を還元させる物質を還元剤と言います。

自身の反応と効果は反対であることがポイントです。

③「燃焼」は酸化!

さて、危険物取扱者試験で酸化・還元がなぜ重要かと言うと、危険物取扱者試験の核である燃焼が、酸化・還元反応だからです。

「燃焼」は、ある物質と酸素〔O〕が反応し、酸化する現象だと考えてください。

そのため、「エタノールが燃えた。」と言う文章には、酸素が出てきていませんが、「エタノールと酸素が反応し酸化した。」と読み替えることができます。

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この記事を書いた人

技術屋の30代。
仕事に関係ある資格から生活を豊かにする資格まで取得済。
いろいろな資格を取得してきた経験をもとに、資格取得のHow Toを発信中。